囲碁のコウ — コウルール、コウ立て、コウ争い | PlayGo.gg
互いに取り合いを延々と繰り返せる局面のこと。永遠に続かないように、コウを取り返す前にどちらかは一度別の場所に手を打たなければなりません。
コウとは?
コウとは、相手の一子を取り返すと、ちょうど一手前の盤面が再現されてしまう形のことです。もっとも単純な形は、隣り合う互いの石が、それぞれ呼吸点を一つずつだけ持っている状態。先に取った側の石もまた呼吸点が一つしかなく、ルールがなければ取り合いが永久に続いてしまいます。
そこで「コウルール」がこの循環を断ち切ります。コウの形で石を取った直後、相手はすぐには取り返せません。一度別の場所に打ってから、ようやくコウを取り返せる、というルールです。
コウ争いとコウ立て
コウが始まると、互いに「相手が応じざるをえないほど大きな手」 — つまりコウ立て(コウ材) — を探し合うことになります。進行は、取る → コウ立て → 応手 → 取り返し → 新しいコウ立て → 応手 → 取り返し… これを片方が有効なコウ立てを失うまで繰り返し、最後にもう一方がコウを継いで決着します。
良いコウ立ては二つの条件を満たします — 相手が必ず応じる必要があり、しかもその応手が他の戦いで相手の役に立たないこと。強い打ち手は、コウを開始する前に、双方のコウ立ての数を数えています。自分に大きなコウ立てが三つ、相手に二つあるなら、たいていコウに勝てます。逆ならコウを始めること自体が失着です。
コウが特に重要になるのは三つの場面です — 死活(隅の生死が一つのコウで決まる)、攻め合い(最後の共通ダメがコウになる)、ヨセ(小さな先手の手がコウ立てとして積み上がる)。ただし格言にいわく — 「序盤にコウ立てなし」。
実戦でのコウの例
黒はどこに打てばコウを始められるでしょうか?
コウは単純に勝ち負けが決まるものではなく、交換される手段です。始める前にコウ立てを数え、タイミングを選ぶ — そしてコウに負けた側も、最後に応じてもらえなかったコウ立ての場所で大きな手を打って終わるのが普通です。それがコウに勝つこと自体より大きいことすらあります。